4月といえば
レトロ遊園地フェス「やわらかい。」
主催者はいつもお世話になっている、広島市中区十日市町にある、音楽喫茶ヲルガン座オーナーのゴトウイズミさん。
元々2021年9月に予定されていましたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で2022年4月に延期。そもそも、みろくの里でフェスをするという発想に驚かされたのに、スポンサーなしのクラウドファンディングや当日の投げ銭で開催費用を集めるというミステリアスでスリリングな挑戦に、高校生時代、文化祭で友達とバンドを組んで機材も全部自分たちで準備して(学校側はOKしてくれたけどあまり協力してくれる人いなかった。)講堂でライブした時のわくわくを思い出しました。規模全然違いますが。
クラウドファンディング用のグッズの配送準備や当日ステージに置く看板の作成など、開催前から少しお手伝いさせていただきました。地道な作業ですが裏に立つ人がいて表の舞台が作られてるんだなとすごく感じました。
慣れない看板塗りは、色がはみ出たり形がよれたり上手くいかなかったけど、やっていくうちにこうしたらキレイに塗れるなーという発見もあり、そんな作業中イズミさんが一言
「人生と同じだね〜」。
イズミさんのつぶやきに明言あり。な瞬間でした。

前日は「勝手に!!やわらかい。前夜祭」@本と自由
東京から水野ねじさんが来てくれました。もともとやわらかい。に来てくれる予定だったそうで、それなら前日歌ってください!という事で出演することになったそうです。
何年ぶりに聞くねじさんの歌は相変わらずストレートでキレイだった。もっと聞きたかった…
この前夜祭で地元ミュージシャンの結束力がかなり高まったのではないかなと思いました。
前夜祭だから気楽にやりたいな〜と思い、佐々木隆宏くんを誘って即席ユニット・タカアンドトモとして出演しました。ギター弾き語りで聴いてもらう佐々木くんの歌、なかなか良かったんじゃないでしょうか!私の曲は「デュエット」で、佐々木くんにはプレゼントしたピアニカを吹いてもらいましたが佐々木くんのポテンシャルはすごい。ピアニカがあんなにサマになるなんて。きっと普段吹くことないと思うので、いつかまた来年あたりにここぞというイベントがあったらタカアンドトモとしてやりたいな。

やわらかい。当日
1日目4/16(土)
朝6時起き(前日はお酒を飲みたい気持ちをグッと堪えて布団に入りました。)、7時過ぎに出発して淡々花拍子さんと水野ねじさんとのらえもんちゃんと車でGO。
みろくの里に到着したのは10時過ぎ。フェスは12時からでしたがみろくの里は10時からで(貸切ではなく遊園地通常営業の中で開催されました)、一般のお客さんが来ていたこともあり思っていたよりも賑わっていました。
そういえばみろくの里には雨の日に1回来たことがあるだけで、その時はサッカーできるんじゃないかなってくらい駐車場がガラガラだったので、そのギャップにちょっとびっくり。
受付を済ませて早速メインステージのお手伝い。そう、裏方の仕事ってすごく大事なんよね。大学時代にも音響サークルや学内でのイベント運営委員会みたいなのがあって裏方の仕事を見る機会はあったけど、少し離れると忘れてしまうなあと、またしても学生自体のことを思い出しました。
1日目「大きな木の下ステージ」
メイン会場とは少し離れて、夏場に開かれるのであろうプールや散歩できるようなコースがある場所でした。初日ステージ1組目ということでさぐりさぐり準備をしていると、広島から見に来てくれた友達やステージを見つけてきてくれたのかお客さんが集まってきてくれました。天気も良かったので私も原っぱに座って、聴いてくれる人も座ったり寝転がったりして、すごく開放的で気持ち良い時間でした。

ライブとは別に、出演者全員で(交代制で)投げ銭の練り歩きパレードもしました。これがまたすごい景色で、ドラァグクイーンの方や大道芸の方とドンチャンしながら、一定額投げ銭していただいた方とはパレード陣との記念撮影をさせていただきました!


ほんと、面白いこと考えるなあ。
他の方のステージも見ましたが、二階堂和美さん。
なんだかすごく生命力を感じたというか、ニカさんのエネルギーが素晴らしすぎて泣いてしまいました。
ありがとうニカさん。憧れ。
18:00からはなかなか見れない夜の遊園地でのショー。
昼間の勢いとは真逆の、電飾で輝く観覧車やジェットコースターをバックにポールダンスやドラァグクイーンショーなどが行われました。
これまたすごい景色。

衝撃的な1日目が終わりました。
福山駅に戻って、ミカカさんとねじさん、出店していた絶滅危惧種のだいすけさんと淡々花拍子さんで居酒屋へ。ミカカさんのお店で挨拶したことがあるくらいのだいすけさんでしたが、古着のことやミカカさんとの話とか聞けて楽しかったな。
ホテルに向かう途中に「バーか居酒屋かな?」と寄ってみたお店がまさかの古着屋さんで、なんかテンション上がって2着ほど古着のパーカーを購入。こうゆう風に遅い時間に通りがかった人から需要があるようで、深夜まで開けてるんだそうです。(毎日じゃないと思う)
HOOKさんというお店でした。
2日目は「橋の上ステージ」
大きな木の下ステージとは雰囲気が変わり、橋を歩く人たちに向かって歌うので路上ライブしている感覚と近かったです。

立ち止まって聴いてくれた方や、歩きながらでも視線を下さったり手を振ってくださった方もいて楽しく歌わせてもらえました!普段路上ライブをしたいなという思いは微塵も湧きませんが、フェスやサーキットみたいなイベントならいいな!と思いました。(お誘いあれば、お待ちしております☺︎)
2日目は夕方までだったこともありあっという間で、最後の最後片付けまでできるところはお手伝いさせていただきました。
全体的に裏方楽しかったのですが、手伝えることを探すこと(自分から動くこと)があまり得意じゃないなあと思いまして、そこは"勝手にサポートメンバー"(前夜祭から一緒にいるメンバー)をすごく見習いました。特にねじさん。
色々書きましたが、本当に開催できて良かった。
ゴトウイズミさんの発案、行動力、それを支えたスタッフの皆さん、皆で踏ん張って開催できたんだなあと思いました。本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
もっともっと見えない苦労があったと思いますが、このフェスに関われて幸せでした!
