星空のララバイ
「もうそろそろやめにしないか。俺たちのこの生活を。」
置き手紙の端っこに そっと小さく返事をした
「そうやっていつも君は、俺の憂鬱の隙を撃つ。」
春風のテレパシーに なぜが走り出した
理由もなく
ずっとずっと思っているよ
ずっとずっと思っていたいから
空を見上げていたのは
輝いていた君を思い出すから
一つだけ
お気に入りのこの椅子は持っていくから
この部屋も嫌いじゃないけれど
星空のララバイ 風に押されて
ずっとずっと思っているよ
ずっとずっと思っていたいから
さよならしよう
悲しみは 寂しさに慣れてしまった事
ずっとずっと思っているよ
ずっとずっと思っていたいから
「さよなら」
そう言えたのは 君の香りのせいじゃない
さよならしよう
悲しみは 輝いていた君を思い出すから