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丘の上の春

 

君が選んだ道に咲く花が小さく揺れていて

なぜだかほんの少し力が抜けた

溢れて止まらなくなるまで

この気持ちは取っておくよ

君の空が晴れているのなら

「とてもキレイだね」と言えるように

 

僕が歩く道は

真っ直ぐに見えているだろうか

小さな石ころ

すり減った靴

最近は慣れたけれど

「痛いもんなんだよ」と空につぶやいた

 

あの小さな丘の上で

大好きなブランコこいでいるかな

頼りない君の便りをたよりにしている僕だから

 

君がそう言うならば

笑っていようと思えた

君がそう言うならば

もう少し もう少しだけ

 

あの小さな丘の上で

君は歌を歌ってたっけなぁ

きっともうすぐ新しい季節がやってくるからと

 

君がそう言うならば

笑っていようと思えた

君がそう言うならば 

もう少し もう少しだけ

君の空が晴れているのなら

「とてもキレイだね」と言えるように

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